「鍼」とは、そもそもどんな施術法?
「鍼」とは、そもそもどんな施術法?
「鍼(はり)」というのは、とても細い針を体の決まった場所に刺して、体の調子を整える「東洋医学の施術法」です。日本や中国では昔からよく使われていて、今では世界中のたくさんの国で使われるようになりました。では、どうしてそんなに広まったのでしょう? 鍼って本当に効くのでしょうか?
鍼って、どんな施術なのか?
「鍼(はり)」は、髪の毛よりも細い針を体にある「穴(ツボ)」と呼ばれる場所に刺します。
このツボは、東洋医学で大昔から使われている「身体のスイッチ」のようなもので、体のバランスをとるのにとても大事な場所です。
たとえば、頭が痛いとき、腹部のツボに鍼を刺すと、痛みがやわらいだりします。
また、足のツボを刺激すると、胃腸の調子が良くなったりすることもあります。
なんで針を刺すだけで体にいいの?
不思議ですよね?針を刺すだけでどうして体が元気になるのでしょう?
その理由は、鍼には次のような「体の反応」を起こす力があるからです。
1. 血のめぐりがよくなる
鍼を刺すと、体は「おっと、何かが起きたぞ」と気づきます。すると、その場所に血が集まってきて、血の流れが良くなります。血には、体を治す成分や酸素、栄養がいっぱい入っているので、痛みやこり、冷えがよくなるんです。
2. 神経をやさしく刺激する
鍼は、体の中の神経にも働きかけます。神経は、痛みを感じたり、内臓の動きをコントロールしたりしています。
鍼を刺すと、神経が「リラックスしてもいいよ」と体に伝えたり、「痛みをやわらげるホルモンを出そう」と働いたりします。
3. 自分の力で治そうとする
人の体には、もともと「自分で治す力(自然治癒力)」があります。
鍼はその力を目覚めさせるのがとても得意です。たとえば、病気じゃなくてもなんとなくだるい、眠れない、イライラする…そんなときでも、体のスイッチをそっと押して「元の調子に戻ろう」と助けてくれます。
世界でも「鍼は効果がある」と言われている
鍼の力は、日本や中国だけじゃなく、世界中の国々でも注目されています。
たとえば、世界保健機関(WHO)という、世界中の病気や健康を研究している大きな国際機関があります。WHOは、「鍼灸(しんきゅう)」がさまざまな病気や症状に効果があると認めています。
WHOが効果があると発表した症状には、たとえばこんなものがあります:
頭痛や片頭痛(へんずつう)
腰痛や肩こり
吐き気や胃の不調
アレルギー性鼻炎
更年期の症状
不眠やストレス
自律神経の乱れ などなど…
特に、薬をあまり使いたくない人、妊娠中の人、年配の方、子どもにも安心して使えるということで、世界中で人気が高まっています。
鍼って痛くないの?
「針」と聞くと、注射を思い出して「痛そう…」と感じるかもしれません。
でも、鍼で使う針は、注射の針よりずっと細いのです。蚊に刺されたくらいのチクッとした感じで、ほとんど痛くないことも多いです。
しかも、使った鍼はすぐに捨てて、使い回しはしません。だから、とても安全です。
鍼は「体と心」両方にいい!
最近では、「病気を治す」だけではなく、「健康を保つ」「元気でい続ける」ために鍼を受ける人も増えています。
たとえば:
勉強やスポーツで疲れた体を休めたい
よく眠れるようにしたい
イライラしやすい性格を落ち着かせたい
テスト前の不安や緊張をやわらげたい
そんなときにも、鍼はやさしく体と心に働きかけてくれます。だから「体と心、両方を整える施術」とも言われています。
最後に
昔から受け継がれてきた鍼施術は、今や日本だけでなく世界中の人たちに「体と心を元気にしてくれる方法」として信頼されています。
とても細い針1本が、私たちの中にある力を引き出して、薬に頼らずに健康を取り戻すお手伝いをしてくれるのです。
もしあなたやあなたの家族が、体の不調で悩んでいたら、ぜひ「鍼(はり)」という選択肢も思い出してみてくださいね。
優しく、自然な方法で、きっと心と体に寄りそってくれますよ。
症状でお悩みの方は、平塚鍼灸整骨院のご相談ください。
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